上の写真は氷室神社の鳥居の写真。
福原巡りの際に立ち寄りたい場所の一つが氷室神社である。
氷室の由来は日本書紀の仁徳天皇記にまでさかのぼるほど古い。仁徳天皇の異母兄・額田大中彦皇子[ぬかたのおおなかのひこのみこ]が発見した洞窟に、丁寧に包んで保存すれば夏になっても溶けない氷があり、その氷を仁徳天皇に献上したという伝承である。
上の写真は氷室神社の写真2。
福原京としては氷室神社がある夢野の地に平教盛の邸宅があり、そこに後白河法皇を幽閉したことで知られる。
上の写真は氷室神社の写真3。
氷室神社は貧乏なのか神社としての体裁は見事な物であるし、お稲荷さんまで揃っているのだが、それが全て古めかしい。
しかも山の麓の神社らしく暗くじめじめした中にあるためなんだが時代を間違えたような錯覚に陥るのだ。
ある意味良い雰囲気を味わえる正しい神社と言えるだろう。現代風なのは張り紙の説明が妙に多い点か。
■地図と行き方
神戸市バスで石井町停留所で下車。