当麻寺は真言宗・中之坊と浄土宗・奥院など別宗派の集合体となっている。当麻寺第二回の今回は中将姫伝説の曼荼羅堂や塔、中之坊について記載していく。
上の写真は当麻寺本堂(曼荼羅堂)の写真
当麻寺においては、金堂や講堂に仏像も多く安置されており、白鳳時代のものとなると想像も付かぬほどの昔のである。
そもそも私の認識では大宝以前の日本書紀記載の歴史は全て伝説という位置付けであるので、伝説時代の仏像というわけだ。
上の写真は当麻寺本堂前の中将姫像の写真
藤原豊成の娘、中将姫伝説で有名なのが、この当麻寺である。
西方浄土の願をかけた結果、仏法の徳に目覚めて、一晩の内に蓮糸で観無量寿経の曼荼羅である当麻曼荼羅を縫ったと言われる。
原本の根本曼荼羅は国宝であり、本堂に秘蔵されている。
また当麻寺には東西の三重の塔があり、何でも創建時の東西両塔としては全国唯一のものである。ゆえに非常に貴重なもので、国宝に指定されている。
かなりピンぼけしているが、東塔および西塔の写真を以下に挙げておく。
上の写真は当麻寺東塔の写真
上の写真は当麻寺西塔の写真
中之坊の庭園も美しいものがあった。江戸時代初期の庭園で国の名勝および史跡にも指定されている。
当麻寺中之坊境内には多くの猫を見かけた。勝手に建物に侵入したりしないのだろうか? と要らぬ心配もしつつも和んでしまうこと請け合いである。
上の写真は当麻寺中之坊庭園の写真
上の写真は当麻寺中之坊庭園の句碑の写真
上の写真は当麻寺中之坊庭園の猫の写真
上の写真は当麻寺中之坊庭園より西塔を望む写真
■地図と行き方
近鉄南大阪線の当麻寺駅で下車して徒歩15分ほどで到着する。(急行は止まらないので注意。準急は止まる。当麻寺駅には大阪阿部野橋から40分前後で到着する)
なお、寺院は広大なので時間は多めに見ておいた方が賢明である。
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