平城宮といえば、古都奈良の文化遺産として世界遺産にも登録されており、近年整備が急ピッチで進められている注目の場所となっている。
上の写真は平城宮朱雀門(復元)の写真。
平城宮跡を訪問した。朱雀門などが復元されている上に、宮跡は広大な敷地として整備されているため、他の宮跡とはスケールの違いを見せつけている。
広すぎて全周回ろうとするとかなり疲労する。これが2010年の完成型になるとどうなるのだろうか。楽しみのようであり、恐いようであり。恐いというのは復元物はどうしても歴史の空想を妨げてしまう。視覚で見る分には気楽に楽しめるが、当時の様子を空想するという段になると突如として妨げとなってしまうからだ。贅沢なことをいうようだが、こればかりは相容れそうもない。
上の写真は平城宮跡の敷地写真。
跡地は市民の憩いの場となっているらしく運動に興ずる人や散歩する人など多数であった。無料の平城宮跡資料館もあるため、首都制覇計画に関係なく奈良観光として一大スポットになることは間違いないと思われる。駅から徒歩15分程度なので交通の便も良い。
上の写真は平城宮復元朱雀門の遠景写真。
近鉄電車が平城宮跡地の端の方を縦断している。しかしながら朱雀門と鉄道架線の恐ろしいまでのアンマッチは奇妙な調和をみせているようにも見えなくもないのが不思議だ。
何はともあれ2010年の平常遷都1300年祭の成功を祈るばかりである。
■地図と行き方
近鉄西大寺駅から徒歩15分ほど。
※西大寺へは大阪や京都方面からも近鉄の快速急行、急行を使って到着できるため便利である。
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