貝塚市水間地区の訪問記。この地にあって、唯一の国宝だけにぜひ見学すべきポイントが考恩寺です。
上の写真は「国宝 考恩寺観音堂(釘無堂)」の写真
国宝に指定されている観音堂は、建立時に釘が使われなかったことから、別名釘無堂ともいいます。
元々は考恩寺の一部というわけではなく、奈良時代、聖武天皇の御代に行基によって建立された観音寺でした。それが明治時代になって、観音寺が廃寺となった際に、考恩寺に合併と相成ったものです。
現存している観音堂は鎌倉後期に再建されたものながらも、大阪府における最古の木造建造物として非常に貴重なものになっています。
上の写真は「国宝 考恩寺観音堂(釘無堂)」の写真2
ちなみに重要文化財の仏像も多数所蔵していますが、自由な見学は出来ず、事前の問い合わせが必須となっているため注意が必要です。
行き方としては、南海電鉄本線の貝塚駅で、水間鉄道水間線に乗り換えて、終点の水間観音駅で下車します。それから徒歩30分弱くらいです。バスでいけば5分ほどで行けるようです。