上の写真は荒田八幡神社の福原遷都800年記念碑の写真。
地下鉄大倉山駅に降りて、ほど遠からぬ場所に荒田八幡神社がある。荒田八幡神社そのものの写真を取り損ねたのが残念だが、 ここには安徳天皇行在所跡や福原遷都800年碑あるため、その写真を紹介する。
福原京、それは平清盛が造営した港神戸に作られた歴史上唯一の首都である。時は平安末期、平氏政権が揺るぎないものとなったように見えた時代。 平清盛主導のもと、中国・宋との貿易拠点としていた大輪田泊に近い福原に都を移した。 しかし福原は土地柄の手狭さや盤石と思われた平氏政権に揺らぎが生じたこともあって、命運5ヶ月、結局元の平安京に復することになった。そして福原の造営物は源義仲に破壊され尽くすのである。
上の写真は荒田八幡神社の安徳天皇行在所の石碑の写真。
安徳天皇は平安期以降でもっとも悲運な天皇に数えられるだろう。齢わずか二歳で即位したかと思えば、七歳で壇ノ浦に入水。平氏と運命をともにすることなった。
福原京については、こちらにも雪見御所の記事を記載しているので参照されたい
■地図と行き方
荒田八幡神社へは、神戸市営地下鉄「大倉山駅」から徒歩10分で到着します。